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by shima_risu
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先週の土曜日、公開初日に『血と骨』を観てきました。

最近、彼氏と会う時間があまりなくて、
土曜日にレイトかオールナイトに行くというのが定番になりつつあります。。。

そんな余談はさておき。。。
世界の北野武ことビートたけし(逆?)が久々に俳優に専念したこの作品、
「暴力とエクスタシー、壮絶烈美のエロティシズム」
ってチラシに書いてあったのですが、ハンパじゃありません!
鈴木京香は犯し、中村優子には「死んでしまうわ」と言われ、その上濱田マリとも。
それ以外の時は暴力を振るうか、ご飯を食べてるか、自転車に乗ってるか。。。
こんな人物がいたんだという衝撃と、金俊平になりきったかのようなたけしには、
ただただ呆然。。。
金俊平の子供や甥や取り巻く人々を演じる面々も、
出番は短くても強烈な印象を残す人ばかり。
これぞ邦画!っていう作品を観た気がしました。

けれど私には、この作品の「血は母より、骨は父より受け継ぐ」
というコピーの意味が、いまいちわからなかったりして。
たしかに圧倒的なバイオレンス&エロスだったけれど、
金俊平という人がこれっぽっちも理解できないのです。
だから、「血と骨」の何をいったい受け継いだのか、
っていう一番大事であろう部分もわからなかったのです。

だって、海を渡ってくる時は「やってやるぞ」というような顔をしていたのに、
突然、気に入らないことがあるとすぐ暴力を振るって、
周りから恐れられる男に変貌しているなんて違和感が。
なぜ蒲鉾だったのかっていうのも、帰ってからチラシをもう一度読んでみて、
腕のいい蒲鉾職人だったからというのがわかったけれど、
そういう人間になっていった過程は一切語られることがなく、
お金や性に執着し、暴力を振るっても、どういう道理なのかわからないのです。
戦後の動乱なんて、生まれてないから知りませんが、
実際に生き抜いた金俊平という人物は、
もっと凄い本当の怪物だったんじゃないかと思うのに、それじゃまるで子供です。

って書くと酷い作品のようですが。。。そんなことはありません。
みんなすごい演技をしているのに、描き方がこれで良かったのだろうかと、
少し思っただけです。
特に濱田マリにはビックリ。
「あしたまにあ〜な」の印象が強かったので、少しショックでした。

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by shima_risu | 2004-11-08 22:26 | 映画感想*review